コラム

プロフィール
玉島麻理
- 特定非営利活動法人 日本足育プロジェクト協会 代表
歯科衛生士として勤務しながら小学校教諭免許を取得。
小学校講師や学童保育、歯科医院で勤務。
2010年、長男の足の変形をきっかけに「子どもの足のトラブル」を知り、「子どもの足を大切にするママの会」を設立しボランティアで足育の啓発活動をしていた。
2013年2月にNPO法人日本足育プロジェクト協会を設立。全国に足育アドバイザーRを養成し、子育て支援センターなどで保護者対象に「足育講座」を開催している。
0歳からの足育(2016/06/28)
足育って・・・
0歳、産まれてすぐから始められることをご存知ですか?
赤ちゃんには足底把握反射という原始反射があります。1歳頃まで続くこの反射を利用して、0歳から足に触れて促しを行います。ハイハイが大事だと言われていますが、ずり這い、よつ這い、高這いと発達の道筋を進むことが後々の身体作りのためにも必要です。最近はウレタン製の座椅子や揺れるベッドなど便利な育児グッズが数多くあります。お母さんの手が離せない場合以外は便利グッズの使用は必要最小限に抑え、赤ちゃんがいろんなものに興味を持ち、自分で動きたくなるように見守っていきたいものです。その中でハイハイがたくさんできるようになるといえます。
お子さんを抱っこするとき、お子さんの足裏を地面につけて座らせてみませんか?つねに何かにもたれて座らせていると姿勢が悪くなってしまいます。
この写真は7ヶ月の赤ちゃんです。腰を持って座らせると足で踏ん張って腰骨を立てて座ることができるようになります。
赤ちゃんを抱っこするとき、抱っこされている赤ちゃんの姿勢がどうなっているか一度鏡を見てチェックしてみてください。
赤ちゃんの身体は形状記憶しやすく、お母さんが左側で抱く癖がある場合のお子さんは常に左を向く癖がついてしまいます。お母さんの抱き癖がお子さんの体の癖を作ってしまいます。左右に交互に抱く、前に抱くなどしてお子さんの身体の左右対称を心がけましょう。まずは赤ちゃんの観察からはじめてみてくださいね。
0歳からの足育はお母さんの意識でスタートできます。
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