コラム

プロフィール

山口 宏二

  • 株式会社シューピッド 義肢装具士

株式会社シューピッドは、靴とインソールを中心に取り扱うフットウェア部と義肢装具全般を取り扱う義肢装具部(所属義肢装具士5名)からなる。足元に関しては、簡易的なインソールから靴型装具まで幅広い取り扱い。山口はそこで、義肢装具士として日々、患者様のケアを行っている。


履く前に靴の中を確認しよう!(2022/11/21)

以前にも足育コラムで報告させていただきました続編になります。

臨床の場では依然として適切とは言い難い靴の履き方をされている方がまだまだ多いのが現状です。

コラムを読まれた方が、ただちに、ご自身の靴の選び方、履き方、メンテナンスができるように、写真にて実際のトラブルをお見せして共有します。

靴の構造についてはここではあれこれいいません。
まずは写真をご覧ください。

20221121c_01.png写真1

10 代の患者様の運動靴になります。

既存のインソールを取り外して、足長や踏み返し跡などを確認しようとした所、砂と一緒にコロンと何か物体が落ちてきました(赤丸)。

なんだろうとおもって慎重に手に持つと、長さ 15mm くらいの太めの針金が出てきました!

本人も私もとても驚きました。もし歩いているときに足裏に刺さっていたら大怪我につながりかねません。

できれば最低限1週間に1度くらいは靴の内側のインソールや内張りをまくってみる等、取り外して掃除することをお勧めいたします。

インソールや内張りを外すことは乾燥させ靴を長持ちさせる意味でも大切です。

20221121c_02.png写真 2

高齢者の靴です。

靴の中からインソールを取り外した所、靴の中から乾燥剤が出てきました。

靴の中を乾燥させるために入れていたのを忘れてしまっていたようですが、病院までこの状態で歩いてきたとおっしゃていて、靴の中に異物が入っている感覚が分からなかったとご自身でも驚いていました。

2症例ともたまたま病院での靴外来受診時にチェックしてわかったことであり、同じようなことは、様々な靴の着用の環境で誰にでも起きることがあるということだと思います。

足元の異常が気になったときに病院で治療することも重要ですが、自分でも普段から出来ることが有ります。

自分の靴を手に取り全体を確認し靴底の減り、中敷きが外れるタイプならば外して掃除することはぜひやってみていただきたいことにひとつです。

このコラムをお読みになった後に、ぜひご自分の愛用靴を確認してみてください。

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