コラム

プロフィール

吉本錠司

  • ドイツ整形靴技術者
  • 足の健康管理 和巧堂代表

1995年10月 義肢装具会社に転職。在職中に「足」「インソール」「靴」に興味が湧き、後にドイツオーソペディ・シューテクニカ・マイスターのカーステン・リーヒエと出会い彼に師事。
2002年9月 健康は足元からを目的に「足の健康管理・和功堂」設立。
2006年2月 Orthopädie Schuhtechniker Geselle ドイツ整形靴技術者取得。


靴のラストサイズか足入れサイズか(2021/06/09)

『靴のラストサイズか足入れサイズか』

靴のサイズについては大きく分けて2つ。
靴を履く人の足のサイズを表示している靴と靴自体のサイズを表示している靴がある。

どこが違うのかというと、それぞれ大きさが違うということだ。

例えば足サイズ表示24cmと靴サイズ表示24cmの靴があったとする。両方を比べると足サイズ表示24cmの方が大きいはずである。

なぜなら、足サイズ24cmの靴は足サイズ24cmの人が靴を履いたときつま先が当たらないように余裕を持たせているからだ。なのでこれを靴サイズに置き換えると24cm+αとなる。このαの値は決まっていないため、各メーカー(ブランド)により異なる。

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自分の足サイズが24cmだからと言って靴サイズ24cmを選んだら窮屈で足が痛くなるに違いない。これを無理して履き続けていると痛いだけでなく足指が変形してきたり爪が変色したりすることがある。

日本の場合は、足サイズ表示が多いが、中には靴サイズ表示になっているものもある。

大事なことは、サイズ表示で靴を選ぶのではなく
必ず履いて選ぶことだ。


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