コラム

プロフィール

佐藤進一

  • 東金整形外科院長
  • ヴィム・ホフ・メソッド公認インストラクター

天狗の高下駄と裸足の感覚を都会でも(2022/10/17)

2009年に「Born to RUN」クリストファー・マクドゥーガル著が出版されてから、ベアフットランニングという言葉を耳にするようになってきました。実際に、トレイルランニングの大会では1%以下ですが、裸足のランナーを目にします。

大正時代に伯父の兄は12月上旬に徒歩で品川を出発し、お伊勢に初詣を果たしたそうです。
岩・砂利・木の根・コケ・雪!となると、裸足で歩けない道はなさそうです。ただ現代の舗装路は靴用に出来ていて、裸足には不向き。そしてガラスが落ちていたり危険な状況もあります。

そんな訳で、裸足と同じように歩ける靴はないかと、いろいろ探してみました。
ところが、ベアフットランニングと銘打っているものですら、裸足の感覚はほとんどありません。そんな時に出会ったのがT字の天狗の高下駄のような構造を持つ靴でした。
デザイナーの意図とは違いそうですが、T字の部分に乗ると裸足に近いフォームで歩けました。

裸足では、地面をこすると皮膚が切れます。水たまりの周りでは踏切も着地もぬかるんだ地面をこすると滑ります。

そのため、裸足で歩く時は、腿を上げてて足底をこすらないように、走る時は、水たまりを跨いでで飛ぶときのようなフォームになります。

いろいろなスポーツの大会ドクターとしてトップアスリートの歩き方を見ていると、日本代表クラスの選手になると靴を履いていても、そんな歩き方をしていることに気づきました。自分もそんな風に歩きたいと思って、靴を履いたまま裸足のように歩いています。

大伯父の偉業をマネしようと思ったときに、裸足の次のハードルは寒さです。そんなわけで寒さに負けないような健康法を実践しています。

「ヴィム・ホフ・メソッド 実践マニュアル」佐藤進一著
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