コラム

プロフィール

平 扶美子

  • Fioretti(フィオレッティ)代表
  • 一般社団法人 爪療法士 副理事長
  • 一般社団法人 足の番人 理事
  • ドイツ巻き爪ケア法 B/S SPANGE 指導者育成講師

2000年より越谷の専門学校非常勤講師、表参道・六本木に店舗展開していた「アイイズムスパ」にて運営企画・技術提供に携わる。

2004年(株)喜久川 足と靴の研究所にてサロン・セミナー・卸部門のチーフとして勤務、一般社団法人 ジャパンフットケア協会 副理事長兼任。

2018年退社後、現在は紹介予約制 サロン「Fioretti」にて施術の傍らフットケアの普及活動としてセミナー・講演等を行っている。


足の爪に使うヤスリの選択(2021/10/04)

爪の長さを整えるヤスリは色々な種類があります。
素材・グリッド数(粗さ)、やすりの厚み等で扱い方が違います。

~素材~
先ず素材の違いです
それぞれに特徴がありますのでご案内します。

① 紙の爪ヤスリ

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その名の通り、紙のヤスリを木やプラスチック、スポンジなどの芯材に貼ってあるものです。

比較的安価で一般の店舗でも販売しているのでお買い求めしやすいです。

厚みのあるものと薄いものがありますが、爪の角の処理などを考えると薄めの方が扱いやすいと思います。

仕上がりも滑らかでとても良いのですが、消毒が出来ないものがほとんどです。使用したやすりには爪などのカスがついており、感染予防のため家族など他の人との使いまわしは絶対にしないでください。

また新品は使用する前にファイルの側面を面取りすることをお薦めします。新しいヤスリの側面を触っていただくと角が鋭く当たると痛いのがわかると思います。

ヤスリを二つ持ち、角を滑らかになるようにこすると皮膚を傷つける心配がありません。

② ガラスの爪ヤスリ

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こちらも取り扱っているお店も多いと思います。とても削りやすく側面もツルツルで使いやすいと思います。しかし、ぶつけたり落としたりすると割れてしまうので注意が必要です。

③ 金属ヤスリ・ダイアモンドヤスリなどの爪ヤスリ

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ステンレスなどの金属に「ダイヤモンド」などの砥粒を付着させたものやヤスリの目を立ててあるものなどです。

削り感が少し悪いですが、消毒が可能です。ご家族で使用する場合は必ず消毒・煮沸などして感染を予防してください。

~粗さ~
粗さによって仕上がりが違います。

爪のヤスリの粗さは「グリッド」(G)で表記され、紙ヤスリの番手と同じく数字が小さいと粗くなり大きくなると細かくなります。

足の爪に使用するには80Gから180G位が使いやすいと思います。

爪の厚い方は80-10G、薄い方は120-18G0を目安に選択してください。

紙のヤスリにはシールなどにグリッドが記載されていることがあります。

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ダイアモンドヤスリもグリッドが表記されているものがありますが、記載のないものはで感触を確認して選んでください


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